1. TOP
  2. 賢いピアノの選び方 よくある質問
ピアノのいろんなハナシ article

賢いピアノの選び方 よくある質問

ピアノのいろんなハナシ article

賢いピアノの選び方
よくある質問

 

お子さんがピアノを習いはじめるとき、先ず準備するものはお子さんに合ったピアノです。
また、住宅環境や購入後のメンテナンスなどピアノを購入する際に気をつけなくてはいけないことがあります。
注意事項を知らずに購入すると失敗することがあります。ピアノは大変に高価なものなので、購入して後悔したくないですよね。
そこで、保護者の皆さまから寄せられたよくある質問を参考に、賢いピアノの選び方をお話していきます。

Q.1 子供(6歳)がピアノを習いたいと言います。
飽きっぽいわが子が、正直言って続けられるかどうかが心配です。
電子ピアノでもそれなりに高価なものなので、
ピアノを習わせるべきか決心がつきません。

Q.1 子供(6歳)がピアノを習いたいと言います。
飽きっぽいわが子が、正直言って続けられるかどうかが心配です。
電子ピアノでもそれなりに高価なものなので、ピアノを習わせるべきか決心がつきません。

A.1 6歳位のお子さんが自分からピアノを習いたいと言ったのは、ピアノに対して、子供ながらに憧れや好奇心を持っているからでしょう。折角のやる気を良い方向に育てていきたいですね。

この年齢では、毎日継続して練習する事ができるように、家庭での練習は親が声掛けをしたり、レッスンに付き添う必要があります。
「継続は力なり」を教えるのには絶好のチャンスです。

それでも、お子さんがピアノを続けられるか心配な場合は、ピアノをレンタルするのも良いと思います。 楽器レンタルでは、イベント用に1日でも、家庭での練習用に1ヶ月単位でも、楽器を借りることが出来ます。電子ピアノもアコースティックピアノも我が家に運んで適切な設置までしてくれます。

楽器の機種にもよりますが、月額約6,000円位~使用でき、そのまま楽器を購入したくなった時は、レンタル料金を差し引いた金額で購入する事も可能です。
お子さんの反応を見てからピアノを購入する事が出来るので便利です。

Q.2 社宅住まいなので「アコースティックピアノ」は
置くことが出来ません。
ずっと「電子ピアノ」という事になります。
どんな機種を選べば良いでしょうか?

Q.2 社宅住まいなので
「アコースティックピアノ」は
置くことが出来ません。
ずっと「電子ピアノ」と
いう事になります。
どんな機種を選べば良いでしょうか?

A.2「電子ピアノ」にもいろいろな型がありますが、演奏レベルが高くなると(比較的早い時期に)、音楽表現として、左右の手で音の強さを変えた演奏が求められます。

長期間使用することを考えた場合は、出来るだけアコースティックピアノに近いものを選んで下さい。 ボデイ(本体)がしっかりして重量があり、鍵盤も重く、「鍵盤を弾く指の強さによって音量が変わる高性能なタイプ」をお薦めします。

子どもの成長は毎年靴のサイズが変わるのと同じく、手の大きさ、指の力も成長してゆきます。1足の靴を購入するならば、大きいサイズの靴を購入するでしょう。
同様にお子さんのためにピアノを購入するならばピアノの演奏力も成長出来るように、メロディを大きくしたり、伴奏をちいさく出来る「微妙な音量表現可能な高性能な電子ピアノ」を選べば、電子ピアノでも上級レベルになるまで上達することが出来ます。

Q.3 親戚の子どもが昔使用していた
アップライトピアノを、譲ってもらうか
どうか迷っています。

Q.3 親戚の子どもが昔使用していたアップライトピアノを、譲ってもらうかどうか迷っています。

A.3 ピアノは、置いてある環境に応じて音色や響きが変わってきます。
長期間使用されていなかったとはいえ、そのピアノが調律等の定期的なメンテナンスを受けていたものならば心配要りません。

しかし、10年以上全くの放置状態だったとすれば、要注意です。
設置場所が温度変化の大きい所や、直射日光が当たる場所だと、ピアノのハンマー、ダンパーのフエルト部分にカビが発生したり、虫食いがある場合もあります。
弦が錆びついている場合は、弦磨きが必要です。場合によっては弦の張替えも考えられます。

また、ピアノは木材でできているため、反響版、共鳴板に亀裂が入ったり、一部の鍵盤が上がらない、下がらないといったトラブルを生ずる事も多々あります。
譲って頂く前に、一度、調律師さんにピアノの状態を見て頂きましょう。

もし、状態が良くない場合だと、「オーバーホール作業」をしてから搬入しなくてはなりません。「オーバーホール作業」では、整調、整音、楽器の内部全ての点検修理を頼むことになるので、『見積もり料金』を聞いて下さい。

「ただほど高いものはない」のように、個人間での楽器譲渡には、メンテナンス作業料金や運搬費用がかかりますので、もしかしたら、お店で「中古ピアノ」を購入した方が安くて安心という場合もあります。

Q.4 新品アップライトピアノを購入予定です。
新品ならば、ネットショップで
少しでも安いものを購入した方が
良いのではありませんか?

Q.4 新品アップライトピアノを
購入予定です。
新品ならば、ネットショップで少しでも安いものを購入した方が良いのではありませんか?

A.4 新品アップライトピアノの大きさ、型等、既に決まっているのならば、金額的にはネットショップの方が安いかもしれません。

ですが、新品だからといって価格だけで決めるのは大変に危険です。
ピアノは本来、高価なものです。それが『格安』となるには、何か理由があるからです。

格安販売業者の中には、「新品ピアノ」と称して、短期間使用した楽器を「新品同様」「新古品」と言った紛らわしい呼び方で、販売しているところもあります。
また、ピアノの組み立て場所が国内ではなく第三国の場合、国産メーカーのピアノでも価格は安くなります。
「格安」の理由、根拠を分かった上で購入する事をお勧めします。

また、ピアノは木材でできているため、1台ずつ音色や響きが違います。
ネットショップでピアノを購入する場合、当然ながら音色や響きを確認することはできません。購入後に大切な調律などの定期的なメンテナンスをしてもらえるかもわかりません。

高価なもの、大事なピアノは信頼のおけるピアノ店に行き自分自身で音を出して、その音色や響きを確かめて比較できるお店で購入する事をお勧めします。

賢いピアノの選び方 まとめ

賢いピアノの選び方
まとめ

ピアノは使用するお子さんと保護者様の両方が納得し気に入ったものを選ぶことが、ピアノを楽しんで続けられることにも繋がります。
気に入って購入したピアノでしたら、お子さんはより興味を示し練習にも身が入ることでしょう。お子さんが喜んでピアノを続けてくれたら、保護者様も良い買い物をしたと思えますよね。
ピアノは高価な買い物です。是非、賢く選び購入なさってください。



長廻かおる

Back to List

Back to List

 
ページのトップへ戻る