1. TOP
  2. 発表会① ピアノ発表会に出た方が良い?
ピアノのいろんなハナシ article

発表会①
ピアノ発表会に出た方が良い?

ピアノのいろんなハナシ article

発表会①
ピアノ発表会に
出た方が良い?

 

「ピアノを始めて1年、先生に発表会を勧められたが出た方が良い?」

ピアノレッスンを始めて1年、両手演奏が出来るようになり、本人なりに楽しそうにレッスンに通っている。

今日レッスンで「初めての発表会ね。何か弾きたい曲がある?」と先生に聞かれた。

どんな曲があるのかさえ分からないし、そもそもうちの子が人前でキチンと演奏できるのか、不安だ。

知り合いに挨拶されただけで母親の後ろに隠れてしまうほどシャイな我が子が…、

又は、日頃元気が良すぎるくらいで、何かあるとすぐおふざけをするような我が子が…

舞台でうまく弾けなくて、ピアノが嫌いになっても困るし…

発表会はもう少し上手になってから、もしくはもう少し大きくなってからでも良いのではないだろうか?

「発表会」は人前で演奏する
力が付いたという証

「発表会」は人前で演奏
する力が付いたという証

こんな不安をお持ちの方は多いと思います。

心配は要りません。

レッスンを受けている先生から「発表会」の話があったという事は、お子さんはちゃんと人前で演奏する力が付いたという事です。

「素晴らしい場を与えてもらえた!」と、素直に喜んで頑張りましょう。

子供に「頑張らせる」のではなく、共に「頑張りましょう!」が大切です。

初めての発表会は、本人にとっても、親にとっても未知の経験で、何から準備して良いのか戸惑う事ばかりですが、一つ一つの経験こそがお子さんの成長促進剤となります。

祖父母、友達も呼んで、ドレスは可愛いのが良いかな?花束はいるかな?ビデオは、写真は…と気持ちが膨らんできますね。

ピアノ発表会の
本当の目的とは?

ピアノ発表会の
本当の目的とは?

でも、しばしお待ちください。

「発表会」は何のためにあるのですか?

ピアノが上手になったから、みんなに聞いてもらうため?でしょうか?

「ピアノのおけいこ」と聞けば、ちょっとリッチな感じ、優雅な情操教育をイメージされるでしょうが、実際は違います。

レッスン室では、ピアノに向かって子供が一人でじっと椅子に座っていること自体難しいし、忍耐力を求められます。

「○○しなさい」と云う先生の指示も自分一人で判断し、実行せねばなりません。

幼い子供にとってそれは理解力と表現力、実行力の実践の場でもあります。

おまけに、それが正しいのか、違っているのかその場で結果が出ます。

うまく弾けたか、違っていたか?

「ピアノのおけいこ」が他の習い事と最も違うことは、「毎日の家庭での練習が必要」な事です。

毎日10分でも繰り返し練習するのは、親の方にも「躾と家庭教育」と云う大きな課題を持つ事になります。

練習の習慣化は子供以上に親の方にも忍耐力と継続力を求められ、それら全てを集約した場が『発表会』なのです。

「発表会」は才能と可能性の芽を
育むための栄養源

「発表会」は才能と可能性の芽を
育むための栄養源

何だか大変な事だと自覚されたでしょうか?

小さな才能と可能性の芽を先生と家庭で育てていくのです。

そこで「発表会」は大きな栄養源になります。

今まで1週間単位で練習してきた曲を、もう一回り広げ、約3か月位の練習期間で本人なりに難しい曲にチャレンジさせ、多くの人の前で演奏し成功体験をさせるのです。

それは大変大きな栄養源になり、その後のお子さんの成長促進に大きな影響を与えます。

何としてでも成功に導かねばなりません。

それには、先生の指導力が不可欠です。

経験を積んだピアノの先生は、それぞれの生徒さんの長所短所、好き嫌い、得手不得手等色々なことを考えて発表会の曲を決めます。

憧れの曲があれば思い切ってリクエストしましょう。

今はまだ無理でも、○○のような曲を探してくれることでしょう。

それに、いつかは○○を弾けるように…目標を持つことは練習の励みにもなります。

「発表会」で
素晴らしい経験をさせよう!

「発表会」で素晴らしい
経験をさせよう!

「失敗したらどうしよう…」と云う不安は先生に任せましょう。

先生自身にとっても「発表会」は自分の指導力を示す場でもあります。

初めての発表会が素晴らしい経験になるように、いつも以上に熱心に一生懸命レッスンしてくれることでしょう。

親は「発表会」を応援している事、楽しみにしている事を度々お子さんに話してください。

皆に見守られていることを子供自身が感じ、それをエネルギーに頑張れるよう、来るべき「発表会」のその日を楽しみに待ちましょう。



長廻かおる

Back to List

Back to List

 
ページのトップへ戻る