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ピアノのいろんなハナシ article

ピアノ上達への道 必要なアイテム
「レッスンノート」編

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ピアノ上達への道
必要なアイテム
「レッスンノート」編

 

あなたはピアノのレッスンノートを持っていますか?

ピアノのレッスンでは、毎回先生からいろいろな説明や、課題、毎日の練習法、次回までの宿題、発表会やお楽しみ会等の年間計画、今年の目標、コンクールのお話し、新しい教本…色々なお話しや連絡事項があると思います。

それらは、毎回のレッスンの記録と共にあなたのレッスンの進む方向を示す大事なモノです。

キチンと記録は取っていますか?

レッスンノートの使い方

レッスンを受けている方が中高生以上の大人の場合は、自分自身の記録として、自分で出来るだけ正確にレッスンノートをつけて下さい。

レッスン生が子供の場合は、先生がレッスンノートに大事な練習方法や、その日のレッスンで最も重要な所を書き記してくださっているでしょうか?

決められた時間の中で、演奏を聴き、指導をされる先生の頭の中は大忙しです。

数曲の課題があっても全曲弾き切れない場合もあるでしょう。

たまには褒められることも、また、全然練習が出来ずに前回と同じ注意を受ける時もあるでしょう。

どんな時も記録を取ることが上達への道しるべになります。

生徒さんが小さな子供の場合は、付き添いの親御さんが、毎回のレッスン内容を記録して家庭での練習に役立てることが出来ると、ピアノのレッスン内容がグーンとパワーアップすること間違いありません。

これぞ内助の功です。

レッスンノートの注意点

レッスンノートを使う上での注意点は、子供が家庭でピアノの練習する際に、親がレッスンノートを見ながら子供の練習を監督してしまう事です。

まるでピアノ教室と家庭と両方で、先生が二人にならないように心せねばなりません。

特に初心者の場合は、複数の指導者は混乱の元になります。

家庭での練習はあくまでも、練習の応援者としての立場を守ることが肝心です。

子供を三角形の頂点として、先生、家庭と正三角形を作るかのように、良きコミュニケーションを取ることが重要です。

この場合、先生の仕事として、生徒さんが充分に理解、実現出来るように説明指導、またできたかどうかを冷静に判断してレッスンを進められます。

家庭では、丸がついたかつかないかと言うように、出来たかどうかの結果に一喜一憂するよりも、レッスンで上手に出来なくとも、子供が何度も繰り返し練習した努力を誉めてあげて下さい。

家庭では、努力の課程を認め褒めることが重要です。

一方、指導者は冷静に結果としての上手な演奏を認めなくてはいけません。

これは、よくあることですが、「おまけ○」として、あまり上手にできなくとも、取りあえず練習して来たという努力に免じて、○を付ける事の是非にも関係します。

家庭でのお母さんが、先生のように子供を監督しているのが見えると、先生は指導者ではなくまるで保護者の立場で、子供の努力や忍耐力に免じて、「おまけ○」を付けざるを得ない時もあります。

そうすると、本来の指導内容よりも心情に流される事でレッスンが進んでしまい、結局は「おまけ○」が沢山あるのにちっとも上手にならない…なんて事が起こるのです。

子供を頂点として、指導者、家庭での応援と言うゴールデントライアングルのそれぞれが、その立場、役割を果たす事が上達への近道です。

ピアノ上達への道
レッスンノートの活用

ピアノ上達への道
レッスンノートの活用

レッスンノートには、導者が生徒さん一人一人の成長を把握し、毎回のレッスンの記録と共に、レッスンの進む方向を記します。

だからと言って、レッスンノートの評価に一喜一憂する必要はありません。

レッスンでできなかったところを、家庭での練習に活かすためにレッスンノートがあるのですから。

レッスンノートの意味を理解して、上手に活用しましょう。

そして、お子さんの努力を暖かく見守っていただけることが、なによりもピアノ上達へ繋がります。



長廻かおる

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